nue — AUTONOMOUS ENGINEERING ORCHESTRATION
エンジニアリング組織そのものを、ソフトウェアとして実装しました。
nue は、複数の AI を一つの開発組織として自律的に協調させる、オーケストレーションエンジンです。人間が目的を定義すると、ロードマップ化とタスク分解から実装・レビュー・統合までを役割ごとの AI が分担し、並行できる仕事は並行して進みます。プロダクトに追加されるのは、判断材料を見て、あなたが納得して承認した変更だけです。任せる速さと、手綱を離さない安心が、両立します。
nue は AI ではない
STRUCTURE
nue 自身は、AI ではありません。役割の分担、レビューの独立、権限の境界、リリースの台帳 — 開発組織が持つ規律を、コードとして実装した決定的なソフトウェアです。確率的にふるまう AI は編成される側に居て、統率は決定的なコードが握ります。だから AI をいくら増やしても、組織の振る舞いは読めるままです。
個々の AI を部品として使う、上位の制御層
変更の 100% が、人間の承認で着地します
役割ごとに、系統の異なるエンジンを編成します
計画グラフ・台帳・検証ゲートを持つ実行系
目的からコードが届くまで
PIPELINE
入力は目的、出力は承認済みの変更です。起票、分解、計画、実装、レビュー、実測、承認、着地、記帳 — 間のすべての段が、実装済みのパイプラインとして繋がっています。パイプラインに載せる計画は、複数の AI が多角的に検討して起草します。独立した複数の案から最良の案が組み上がり、最後の採択は、あなたの手に残ります。検討の幅は AI が広げ、決定は、あなたが握ったままです。
人間の一日
OPERATOR
AI エージェントと働く一日は、もう「書く」だけの一日ではありません。「確認してください」「どちらにしますか」 — エージェントからの問いに答え続けるうちに、あなたの注意が、並列度の上限になっていませんか。nue は問いを判断材料に編纂し、数分で裁ける単位に圧縮して届けます。あなたが席を離れても、並列の仕事は走り続け、戻れば、裁くだけに整えられた判断が並んでいます。安心して離席できるのは AI を信じているからではなく、機構を信じられるからです。
| 従来 — AI 併用 | nue のある開発 | |
|---|---|---|
| 主作業 | 書く、そして答える | 判断する |
| 呼び出し | 確認と質問が、終日 | 編纂された判断が、数回 |
| 並列度 | 注意が持つ分だけ | 計画グラフが許す限り |
| 規模の上限 | 資本と人数 | 判断の速度 |
並行できる仕事は、並行する
PLAN GRAPH
タスクは平坦なリストではなく、依存関係のグラフとして管理されます。依存のない仕事の集合が計算され、それぞれ隔離された作業空間で同時に進みます。衝突する恐れのある仕事は、自動で順番待ちになるので、並列をどれだけ増やしても、壊れる心配がありません。前提の仕事が着地するまで、その上には建てません。並列の速さは雰囲気ではなく、グラフが保証する性質です。
承認だけが着地する
HUMAN GATE
すべての変更は、判断に必要な材料 — 何が変わるのか、実際に動いたのか、通すとどうなり、断るとどうなるのか — に編纂されて届くので、数分で、自信を持って裁けます。承認すれば、レビューされたとおりのスナップショットが、その瞬間に着地します。却下しても、手戻りはありません。作業は自動で退避され、同種の仕事もホールドされます。却下の理由は教訓として効くので、断るほど、届く提案の質が上がります。無審査の出力がプロダクトへ流れ込む経路は、そもそも存在しません。
「やりました」を信じない
EVIDENCE
エージェントは差分、テスト結果、失敗した試行、未解決のリスクまでを提出し、検証はレビューされたとおりの Git ツリーを、毎回そのまま実測します。検出できないものを成功と呼ばない設計なので、「本当に動いていますか」と聞き直す必要がありません。実行できない環境では、「検証できなかった」という記録が正直に残ります。何がいつどのリリースに入ったかは、記録を開けば、その場で分かります。報告を、言葉で信じる必要はもうありません。
開発するたび、うまくなる
LEARNING
レビューでの指摘、承認、却下 — 振る舞いの結果は教訓として蒸留され、次の似た仕事の文脈へ自動で注入されます。教訓の信頼度は、成功のたびに漸近的に強まり、反証されれば急減し、使われなければ緩やかに忘却されていきます。反証されるのは、実際に注入された教訓だけ — 古い誤りは居座れず、同じ指摘を二度する必要が、なくなっていきます。
nue は、nue で開発されている
DOGFOODING
nue に何ができるかを測る参考事例が、nue 自身の開発です。nue は、nue の上で開発され続けています。能力の不足が見つかると人間へ拡張が要求され、承認されると自分自身への開発タスクが起票されます。それは他のすべての変更と同じ経路 — 実装、別系統のレビュー、人間ゲート — を通って着地します。この一本道が、自律と暴走を分けています。
WHY
なんのために
一人の人間が、開発組織一つ分の出力を持ちます。人間の役割は、コードを書くことから判断することへ移ります。作れる規模を、資本や人数が決めない世界のための道具です。